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クラモトアイス

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Qクラモトアイスって?
A移動販売のかき氷専門ショップです。

どんなかき氷ショップなのか、
クラモト氷業5代目の、氷屋なのに氷も溶けそうな
熱い思いをご覧ください。

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かき氷屋さんをしたいと思ったのは10年近く前になります。しかし、氷屋がかき氷屋を出すことにずっと抵抗がありました。かき氷屋さんに氷を卸しているクラモト氷業が、競合になりうる行為をするということに後ろめたさがあったからです。しかし月日が流れ、氷屋として形を変えながら試行錯誤する中で「氷」の可能性に大きな希望を抱くようになっていました。氷にデザインを掛け合わせたり、オンラインで全国に販売してみたり、アメリカに販売にしたり、ホント色々なことにチャレンジしました。そんな中で至った考えが「ここ金沢でかき氷が食べられるお店をもっと増やしたい。」でした。そしてかき氷にも大きな可能性があると気づいたのです。目的が明確になったことで感じていた後ろめたさもポジティブに変わり、自らかき氷屋の道を一歩踏み出さなければいけないと決心がつきました。そう考えていた矢先に現れた人物が「フルさん」。2018年冬「かき氷がしたいんです」という言葉で私達の思いは繋がり、それからは想像と、妄想は一気に膨らみました。今ではクラモトアイスの顔です。

この事業に関してはクラモト氷業の主観だけで進めるより、プロジェクトで協力して作り上げたいと考え、氷と氷のノウハウの提供はワタクシ、クラモト氷業の5代目。かき氷の販売はフルさん。デザイン・プロモーション関連はデザイナーのエモ。商品開発はキッチンesnicaオーナーのカズキ。写真・動画撮影編集はStudio9ueのオタで「クラモトアイス」チームを結成しました。それぞれバラバラな分野のスペシャリストであり、チャレンジャーです。5人が決めたのは『地元の良いところをかき氷で表現して全国の人に発信しよう』ということでした。つまりは国内外の観光客向けに『クラモトアイス』は始まりました。そして自ら発信していけるスタンスを考え、店舗形態は移動販売型。

まずはメインシロップはどうするか。これはすぐに決まりました。『茶』です。日本的であり、茶の文化が根付いた石川県ではこれしかないと感じました。そこで東山の老舗茶店「米沢茶店」さまに相談しました。クラモトアイスについて話をすると店主の米沢社長は、シロップの強い甘みに負けず、お茶の味を前面に出せるようになるまで開発に協力していただきました。おかげで「玉露」と「棒茶」というクラモトアイスの2大看板ができました。この米沢茶店さんというのはクラモト氷業本社とは隣り合わせであり、100年近くの付き合いとなる互いに絶対の信頼を置いた関係です。クラモト氷業の休憩時間には米沢さんのお茶が出てくるんですよ。実は米沢社長、2020年7月8日にお亡くなりになりました。現在は娘さんがお継ぎになられて引き続きご協力いただいておりますが、私たちは米沢社長の思いもかき氷に乗せています。

さて、準備も整ったところで盛大にオープン!と、言いたいところでしたが、2019年末ごろから新型コロナウイルス感染症というワードを聞き始めて、オープンを予定していた4月に近付くにつれて状況はどんどん悪くなっていきました。ついに緊急事態宣言が発令されて、オープンを見合わせることを決定せざるを得ませんでした。それから2ヶ月が経ち、少しづつ気温も上昇し、屋外での飲食であればなんとか可能になり始めた6月の初め頃に、静かにオープンすることとなりました。元々クラモト氷業を知っている人は噂を聞きつけて来ていただけましたが、決して良いスタートとは言えないものでした。基本的に出店先は超有名観光地であるひがし茶屋街にある宇多須神社様と、これも金沢へ観光に来たら間違いなく訪れる21世紀美術館。この2ヶ所へ出店すれば絶対に間違いないと思っていました。絶対。そんなかき氷の蜜のように甘い考えは見事打ち砕かれ私たちのクラモトアイスプロジェクトはスタートしたのでした。

『全部コロナのせい!!』ではないんです。単純に甘かったのです。美味しいかき氷には間違いないし、デザインも作り込んだし、綺麗な写真や動画も作ったし、氷屋が持つノウハウを全投入したし、オリンピックイヤーだしと、過信していたのです。そこで気付きました。『今』人々の価値観が大きな変革期を迎えていること。コロナウイルスにより、移動が制限されるなかで生まれた消費者の楽しみ方。今まで当たり前に楽しいとされていたことが制限されて、行き場をシフトするしかない中で『発見・発掘・発散』だったのではないかと思います。

当然県またぎの移動は制限されておりましたので、地元でこの3つが求められていたように感じます。そこで私たちは変化しました。今までとは逆の考え方。本来人が絶対来ないであろう場所をかき氷スポットにしようと。そんな場所が近くに、いやクラモト氷業湊工場がそうだ。周辺でお勤めしている人でしか通らないであろう金沢の最果て。そこで自虐も含めた『最果て』というスポットが出来上がったのです。もちろん最果てだけに最初は誰も来ない日が続きました。でも少しづつ発見した人のSNS投稿が話題を呼び、いつしか週末になると行列ができていたんです。1日に350人ものお客様がいらっしゃった日もあるくらいです。

そうしているうちにご縁をいただき、生産者たちを支援している方と出会い、地元の生産者とお話しができ、農作物の命にタイムリミットがあったり、見た目の良し悪しなどでお客様の元まで届かず廃棄されることがあったり、天候や自然災害によって生産が安定しないリスクがあったりすることを知ります。クラモトアイスはかき氷を通じて社会に役立つこともできると考えました。いろんな面白いアイテムを少しづつ作れるという小さな業態ならではの強みがあります。生産者の協力もあり、トマトやメロン、生姜や南瓜、他にも沢山のシロップを生み出して限定で販売し、どれも人気で売り切れるほどでした。このように地元の生産物を地元で消費できてしかもすごく多方面の人に喜んでもらえるとわかり、私たちの大事にしなければいけないことがはっきりしました。私たちは地元で愛されるかき氷屋さんであるべきだ。

その熱意が認められてか、有名店でしかなかなか出店できないであろう金沢駅の中でもポップアップのお話をいただいたり、石川県の方から協力いただけるお話をいただいたり、オープンイヤーの2020年を駆け抜けました。

そして現在母体のクラモト氷業は氷室の文化がある石川県を「かき氷の町」にするべく動き出しております。その中で『地元民に愛されるかき氷屋さん』として定着して行きたいと私たちは考えております。

そんな真面目なことをベロ出して言えるお茶目な愛されかき氷屋さんでありたいです。

MEMBER

KAZUHIKO KURAMOTO
蔵本 和彦

KURAMOTO ICEの発起人。
氷の未来を切り開く男。

FULL SAN
フルさん

KURAMOTO ICEの削り担当&フロントマン。
日々技術の向上に余念がない。
見つけたら気軽にお声掛けください。

KAZUKI KANEZAKI
金崎 一樹

KURAMOTO ICEのシロップ開発担当。
金沢市元菊にあるesnicaのカフェマスター。

OTA
OTA

KURAMOTO ICEの写真担当のカメラマン。
記録と記憶に残る写真を目指してお撮りします。

YOHEI EMORI
emori yohei

KURAMOTO ICEのデザイン担当。
裏方。言葉よりもデザインで語りたい。

SCHEDULE

寒い季節はほとんどお休みですが
たまにイベントやるかもです。
目指せ!冬でもかき氷が当たり前時代!
詳しくは@kuramotoice